旅

細君に朝、
言って来ますと告げて、
山梨へと行って来た。
面子は結局
吉野の家族と一弥と琉、
其れと、現地在住の武流。
嗚呼、そう言えば
武流とこうして会うのは
初めてだね、
何だか変な感じだ。

ともあれ着いた現地は
とても良い天気で、
都会よりも
空気が綺麗で深呼吸、

ゆっくりと日が沈んでく、
平野に灯っていく、灯り。
とても美しくて、
細君にも見せたかった。

･･･が、
私の携帯では
綺麗に撮れなかったので
敢え無く断念（がくり）

バタバタ

『入稿したよ』と
連絡を入れたら
『出発は明日だから』と
とんでもない言葉が
返って来た（笑）

最初から出発日は
聞いてはいたものの
うっかり失念していた、
お蔭で昼間で爆睡の後、
ショッピングモールで
旅支度をする羽目に（ふ）

と言う事で、
明日から酒塗れの
旅に行ってきます。
現地からワインの
一本でも親しい人に
送りつけると思います、
当然自宅には
赤と白のワインを
一本ずつ買ってこよう。

･･･しまった、
細君に話してない（ぁ）

再会

原稿が何とか片付いて、
店の控え室にて
事務作業。
していたらゲストの来店、
呼び鈴に腰を上げて
フロアへと出てみれば、
懐かしき顔。

接客するのは
今年が初で、
今更だけれど
正月の話から
つらつらと。
体調を崩されていたそう、
寝正月とは御労しい。

ただお互いこの時期は
花粉症等に脅かされず
穏かに過ごせそうだ、
尤も最近は
忙しいらしいけれど。

またご来店下さい、
その折には、
ワインの話でも。

雹

天気がぐずついていると
春とは言えど、
未だ肌寒い。
煙草を咥え乍の作業中、
空気の入れ替えをしようと
窓を開けてはみるが、
寒くてキッチンに
逃げ込む始末。

輸入食材店で買って来た
マシュマロココアの缶、
開けてホットドリンク、
ブレイクタイム。

夜バチバチと窓に何か
当たる音に外を見たら、
雹が降っていた。
嗚呼、寒い筈だ、
これも冬の名残の
一つだろうか。

短いよ。

漸く目処が立ってきた、
ラストスパート。
終わりが見えてくると
安堵する、
たまに修羅場状態に
陥るとストレスが
異様に溜まって困る。

ああ、そう言えば
桜の開花宣言が
先日されていた、
これから春本番だね。

改めて

フロアで会うのは
これが初めて。
面接の時以来の対面、
スーツに身を包む相手は
未だ何処となく初々しい。

夜の世界に身を投じた頃の
思い出をつらり、つらり。
振り返ったら
もうそんなに年数が
経っていたのかと
しみじみ感じてしまった。

嗚呼、あの頃は
未だ高校生だった。
この店に来て、
後三ヶ月程で
丸二年になる。

月日が流れるのは
早いものだ。

でも相も変わらず
此処が、居場所だ。

只管に

ただ只管に
原稿に打ち込み。
そろそろモニターを
見詰め続けるのも
飽きてきた、
何をこんなに
躍起になっているのかと
自問するが、
『だって旅行行きたい』
が、最初に来る。

ワイナリーを回る以外に
情報は無いのだけれどね、
本当に実行するの？