Orange color heartbeat

日常に戻ってしまうと
少しばかり溜めがちになっていた原稿と向き合う羽目になる。
尤も外出中でもノートパソコンは持ち出していたので
日中に通常業務は一応行っていたものの、
ここ数日の忙しさから解放されてからは
どうにも楽に感じて仕方が無い、嬉しい誤算である。
この仕事に就いて既にワンシーズンを乗り越えてしまうと
案外時間配分も慣れてしまい、ふらりと散歩に出て。
やたらと紫陽花が彼方此方で咲き乱れている、
我が家の近くは紫色が濃いようで、
そんな中で見つけた青い紫陽花にふと細君を思い出して
写真に撮って送りつけてみたりして（笑）

小さな幸福。

Gray zone

会いたいと思う
でも会うのが怖い
中途半端な関係を
此の侭続けて行くと思うと

怖い

・・・と、言う気持ちは
私にだって解る。

相手に因って振り回されて良いと思う人と
冗談じゃないって思う人と
決めかねて曖昧な侭になってる人と三通り。

因みに私の平穏を乱す人は
容赦無く斬り捨てるけれど

『今』、君に出来るかい？


深呼吸して、お決めよ。

Iris

祝・裸エプロン回避（嬉）
尤も別の案に替わっただけなのだけれど。
ともあれあの羞恥プレイから逃げられただけ有り難い（貴様）

気遣い乍も結局は止められぬ欲求、其の侭強請って。
少しずつ潤っていく、取り戻していく、『何時もの』私。
眠りに堕ちる前にと繋いでくれた手、
指先から伝わる熱が広がってく。

生き返っていく、心。

携帯バトン

・・が流から回ってきた。
回す人が限られているのに
どうしてこうもまた執拗に
先回りをしてくれるのか、
何とも腹立たしい限り。

でも答えておく(笑)

Pink

朝、目が覚めて。
握り締めていた携帯の、
画面をぼんやり、見て。



───赤面、憤死。



寝呆けている時って恐ろしい。
朝も危険だが寝際はもっと危険らしい（何）

Rainy Blue

『タダイマ』の前に受け取った『オカエリ』。
待っていてくれたか、と嬉しくなる。
只負傷らしいので心配もしておく。

久し振りに会った愛猫を抱き締めて、
膝の上に乗せて、撫でまくって。
相変わらず二匹の猫は可愛い、癒し。

Egoist

喘ぐ、酸素を求める様に。

仮宿に戻った瞬間力が抜けて、
差し伸ばされた腕に包まれて、其の侭夢へと堕ちていく。
朧気に混濁した意識の中感じる浮遊感、ゆらゆらと。


―――誰の腕だっただろう