deceives

話せば話す程に溝が出来ていく、
多分伝えたい事がお互い巧く伝えられなくて、
だから貴方はあの言葉を、零して。

薄い薄い玻璃の壁。
彼方と此方に分けられてしまったら、
貴方の叫びももう、此方には届かない。

今更『信じて』なんて、どう信じれば良い？


もう、忘れた。

理解して貰おうとも、理解してとも言わないし願わない。
自分のとある一面を垣間見せたとしても其れが私の総てでは無く、
本心の更に内側に在る『モノ』は易々とは見せられなく、
また、見せる気も無く。
だから『吐け』と言われても当事者以外、
または余程信頼している人間以外には到底吐き出す事叶わず、
気持ちだけ有り難く頂戴するに留まって。

過度に詮索されるのは、苦手。
特に人間関係なれば尚更に。

それに貴方も、私の肩越しを見ているのだろう？
私を気にかけての事ではなさそうだ。

そんな、捻くれた思考。
物事の裏の裏迄考える自分自身、自毒。