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抱いた確証、問い掛けて確定。
大抵彼は紹介せずとも何時の間にか出逢っている。
此れから知って行くのだろう、あの光を。

私には無い煌き。
あの輝きはきっと誰にも真似出来無い、強い心。
己が呪縛を自ら解放ち、首を擡げた銀の鎌さえも薙ぎ払い、奇跡を見せてくれる、何時でも。
彼が乗り越える度に信じる事が出来なかった奇跡を信じられるようになった、
大丈夫、きっと私も乗り越えられる、何時の日か。

そう言えば久方振りに高校時代の話をした、語れば語る程に不思議な学園だった。
転校と、出会いと、絆と、愛情と、離別と。
最後の一年が私の高校生活の総てだった、文字通りの。

密室に閉じ込めてしまうのも捨て難い、
だけれどソファーも寛げて捨て難い、
どちらにしろ愉しみ方は次から次へと際限無く浮かんでくるから
如雨露に入れた『水』を降り注ぎ乍遊ぶのだろう。
困った、可愛い（待）

拗ねた口振りで呟かれる『お早う御座います』。
溢れる毒を飲み手に徹してこの身に受ける、生温い。
最後の侘びは要らないよ、元々原材料は私だろうに。

朝、嬉しそうな顔で『充電完了』と。
元々気力だけで生きているような君だけれど、たまにはお休みよ。
付き合って節煙してあげるから身体を自愛して頂戴。
でないと怒り狂う人が少なくとも五人はいる。

…と言っても、無駄なのだろうね、きっと。
笑い飛ばされるに違いない、何時もの魔法の呪文を唱え乍。