NO COLOR

伝わっていない訳ではなくて
届かなかった訳でもなくて
受取り乍も返さなかった己の天邪鬼

御免　と　此処で残しても直接謝った訳ではないのに
それでも　残しておく

想いの伝達手段は人其々。

簡単に言葉で
文字を紙やメールに綴って

言の葉無くとも
指先で
視線で
唇で
仕草や表情や吐息
全身を使って

言葉を怖いと思う時がある、素敵な物、と思う丈と同じだけ。
時折言葉を失う、同様に、意思とはかけ離れた言葉が口から飛び出る事もある。
自分がそうだから、相手にも『もしや』と先ず考える。
でも結局は発せられた『言葉』を信じがちになってしまう部分も否めなくて。

もっと広い視野を持てたら良いのにね。


受け止められないのに『消えないで』と言う私を残酷だと言うのなら
私以外にも周りにいるであろう人々を置き去りに消えようとする貴方は
残酷ではないのだろうか。

遺された者達がどんな想いを抱くのか。
『そんな人は居ない』だなんて、貴方らしくも無い。

だけれど、離れていた間、貴方に何があったのかを
私は貴方の口から告げられる事でしか、知る術は無い。


御免。

謝ってばかりだ、最近は。