紅

『会いたくねぇなら会わなきゃ良いじゃん』とにべも無く言い放たれる。
毎度毎度きっぱりと有難う、それでも居ない振りなんて出来る筈も無く。
殆ど完治した傷の、小さな染みのように肌に残る五つの紅を撫でられ乍、
不意に零された『優越感』の言葉に呆れた。

躯に幾ら消えぬ痕を残そうと、所詮肉体。

唐突の呼び出し、珍しく素直な言葉。
普段と違う顔を垣間見る。

想いを返せぬ代わりに、紡がれる言葉と其の想いを受け取る。
偽善的と解ってはいれど、そうする事しか出来無いから。

気持ちを強く持ちたいと願えど、私は弱い。
弱さを他人に見せられる、貴方こそ強いのかもしれない。

『17歳バトン』
それは17歳のころの自分を振り返るバトン。

１､17歳の時､何をしていた？
至って真面目に学業に追われていた。
そう言えば番犬二匹に出会ったのもこの頃か（笑）

２､17歳の時､何を考えてた？
どうやって番犬の目を掻い潜ってやろうかと、其ればかり（貴様）

３､17歳のイベントといえば？
17歳最後の夜。
常に曖昧を極めていたあの人が初めて断言を私に対してしたのが意外であり、
でもやけに嬉しかったのを覚えている。

４､17歳でやり残したことは？
無い。…と、言いたいがもっと深くよく考えれば出てきそうだ（苦笑）

５､17歳に戻れたら何をする？
もっと言葉を伝えたかった。

６､最後に･･･１７歳にもどっていただきたい５人｡
ご自由にどうぞ。