元旦

実家へと足を運び、
両親に新年の挨拶を。
正月でもなければ
滅多に口にしない餅を
雑煮で食べてからは
去年の事や
今年の事をつらつらと。
･･･と言っても
近々来る成人式を
どうするのか、とか、
そう言った事位で。

『一生に一度だから』と
言われた所で
袴等着たいとも思わず、
和装か洋装かで
始まる小競り合い。
個人的にはスーツの方が
着慣れているし
其れなりに良い物も
揃っているのだから
良いのだと思うのだが、
相変らずあの人は
イベントが好きで
堪らないらしい。

結局の所洋装で
決着が付き、
母親の玩具の任からは
逃げる事が叶って一安心。

その後はダラダラと
夜迄実家で
『隠し芸大会』を観ていた。
相変らずしょこたんは
可愛らしい、
真剣な眼差しでヌンチャクを
振り翳す姿すら
可愛らしくて仕方が無い。
･･･と、
やたら真剣に観ていたら
『何故貴方は男色なのだ』と
残念そうな口振りで言われた、
そんな事を問われたとて
気付いたらなっていたのだから
説明のしようも無い。

男だろうが女だろうが、
人をマトモに愛せる人間に
ちゃんと育っているのだから
マシだと思って頂きたい･･･と
思ってしまうのは
駄目だろうか。（ふ）