赤

別々の場所で、其々の道を歩いている。
穏やかに、時に濁流のような時間の波に煽られ乍、それでも。
スーツを身に纏い、私の居場所、愛しき店へ。
煙草を燻らせ乍そんな事を考えていた。

本日来訪客が居なければいそいそと星見に出掛ける、今宵のお供は燗に付けた焼酎。
其れを持ち乍不意に届いたメールを見遣り、思わずアルコールを零しそうになる程の動揺。
貴方は何故、そうも唐突に笑いの種を投げてくれるの、
お陰で某アニメの某お約束的シーンがグルグルと脳裏を駆け巡る始末（哀愁）

寒空の下手に入れた湯たんぽ、丁度良い人肌の温もり。
一時だけ攻防の一手を取っ払ってみる…が、慣れない事はする物じゃないと痛感（貴様）
どうしたら良いものかと考えあぐねてしまうが、たまには良いかもしれない。

夢で逢えるだけで迷い捨てて憧れをくれる
等身大の僕は　君のために　色褪せた殻を破る

解放てばいい

闇に抱かれた星が　それでも　きらめきつづけるように
すさむ僕の心のそば　消えずにいてくれた君

迷うことなどない

優しいだけの救いはいらない
熱く何かを信じてみたい
君とじゃなきゃ　もう　意味がない

薔薇が咲く　薔薇が散る
僕の中に　君がいる
乱れては砕けて　鮮やかに咲き誇れ！

薔薇が咲く　薔薇が飛ぶ
君の瞳に　僕がいる
覚悟決めて　リミットは　きっと越えられる
きっと越えられる
【薔薇が咲く薔薇が散る/愛内里菜】

立ち寄ったコンビニで流れていた曲、衝動買いで購入。
それにしても最近CDを買い過ぎだと振り返って笑えた、
ジャンルに統一性がまるで見られない。
アーティストに惹かれて買う物もあれば、
曲調や歌詞に惹かれて名も知らぬ人の物を買ったりと、
結局は気に入った物に金は幾らでも注ぎ込みたくなる性分。