シャボン玉

そう言えば初めてだ、と、
振り返って再確認。
案外『初めて』は多い。

仕事故、と思っていたのが
転機を迎えた様な。

蕩けて溶けて、
弾けて･･･パチン。

短文日記

明け方帰宅、
仮眠を取って。
目覚めて揺蕩う
細君の傍ら。
他愛の無い話の最中に
口付け交わして、
まるで微熱湯に
揺蕩っている様。


『一緒』。

揺蕩

のんびりと一時間、
出勤して待機。
店に行く直前迄
仮眠を取っていたもので、
うつらうつらし乍。
目覚ましにと
ミント酒を黒服に貰い、
ショットグラスで煽る。
口の中に広がる清涼感、
アルコールでも
目は醒める、冷たさ。

結局一時間で
待機終了、
知人からの呼び出しに
仕事を上がって
タクシーを飛ばす。

相も変わらず
馬鹿馬鹿しい呼び出しだ。
其れでも応じる私もまた、
其の馬鹿馬鹿しさに拍車を
掛けて居るのかもしれぬ。

鎌倉

誘われて、
氷上と吉野とで
鎌倉に赴いてみた。
そう言えば氷上と
共に出掛けるのは
初めて･･･か。

 

江ノ島は夏以来、
展望台の更に先迄行って、
海沿いを電車で走り。
長谷寺の大仏を見上げて、
一寸一服。
矢鱈とつまみ食いを
しつつ歩く歩く、
最終地点は鶴岡八幡宮。
紅葉も綺麗だったし、
久し振りの仏閣巡りは
愉しかった、有難う。

帰りの車窓から
見た夕日、酷く綺麗で。
思わず写メって
細君に送ってみた。
気に入って貰えたようで
何よりだ。

Sea

結局スーツの上に
コートとマフラー、
駅前で買った霞草と
煙草を持って、
車を走らせて。
到着する頃には
既に日は暮れていて、
闇と岩場に当たる
波の音位が
周囲に満ちていた。

空に月、
満月には後数日程。

のんびり

目が覚めて、
細君の寝顔、愛でて。
目覚めた相手に
毎度の如くイソギ状態。
温かいベッドの中、
のんびりまったり
丸々一日独占状態。

あ、駄目、うん、
嬉しい言葉、沢山。

膝枕

日中、
猫を膝に乗せて、
ぬくぬくし乍
パソコンの前。
矢張り目薬は欠かせない。
此処の所掛かりっぱなしの
仕事をしていたから
目がしょぼしょぼ。

『タダイマ』に
『オカエリ』と。
夕暮れ時には膝上の猫は
もう居なくて、
代わりに細君を膝枕。
温もり、気持ち善くて。
気持ち善くて･･･
気がついたら真夜中、
うっかり寝てた（がくり）

ちょっと泣けた、
己の間抜けさ、に（ふ）