shower

昼過ぎに目が覚めたらリビングのソファー、
朧気に覚えている、他人の存在。
脳内の靄が晴れてきたのはシャワーを浴びている最中で、
『貴方が一緒にって言ったんでしょ』に『またやった』と肩を落とす。
寝ぼけ乍何をやらかしたか気になるものの、
大した事じゃ無い事を祈りもしておく。
…風呂に一緒に入ってる時点で大問題とかは聞こえない振り（待）

それにしても『ぎゅって』って、何…（滝汗）

はたと気付けば本日会議、既に遅刻は決定。
久方振りに車のキーを掴んで一足先に駐車場に向かう途中、
マネージャーからの連絡に『車飛ばして十分で行きます』と返して。

同乗者が居るのにアクセル踏み込む荒い運転に
後で酔いが来ない事も祈る（黙）

DREAMING CATS

寝惚けネタを繰り広げる最中に猫になる、戯れに『にゃぁ』と鳴けば笑われて。
猫扱いで喉だの髪だのを撫でられているうちにまた撃沈、
どれだけ睡魔に侵されているのだろうか、昼間の私は（苦笑）

だからパ●ワ君を彷彿としてしまうんだってば、『ビチビチ』で…（何）

相も変わらず私の食生活に置いては皆に心配されているらしい、
日ごろコンビニ弁当もしくはアルコールに頼りっぱなしで御免（黙）

KISS

寝惚けた相手に撫でられ抱き付かれ、
それを見れば完全に寝惚けてる？と考える。
『可愛いとでも何とでも言うが良いよ』の言葉通りに
感じたそのままに『貴方って可愛いね』を連発して。
傍に居て落ち着くなら幾らでも居るから。
単純思考で宜しいのではなくて？私も似たようなものだし。

ピンクな妄想をしたら張り倒すよ、狂犬じゃあるまいし（笑）

Crossroads

ゲストと会話をしている最中に青春時代は、という昔語りになり、
あの濁流のように過ぎ去って行った高校時代を思い出した。
たった一年前の事なのにも拘らず酷く懐かしい、あの日々。

早く親元を離れたくて、一人暮らしを始めて。
生活費の為に水商売へと身を投げて。
其れを知った癖に容認して、補習をわざわざしてくれた先生方、
何かしらに付け助けてくれた、三人の後輩、
ホスト稼業の彼是を叩き込んでくれたオーナー。

短い時間で脳裏に通り過ぎる、数人。
絆を握り締めた、少なき数人。

あれ程純粋に人を愛した事は無かった。

Typing

ノートパソコンの傍らに携帯電話を置き、たまにメールを交わし乍
只管に画面と睨めっこ。
最近のレポート提出は紙とペンを必要としなくなっただけマシだ、
SSランクを取得済みの英字タイピングの授業がこんな所で役に立っている。
課題の内容はディスクに収まっている論文を読んでの意見陳述。
それともう一つ、某論文の翻訳。
頁枚数規定はあるものの、なんて簡単な…（黙）

週末の提出期限迄には片付け終わるだろう、と言う事で
適当な所で切り上げて本日も出勤、連日シャンパン続き。

どうでも良いが、養●酒の世話にだけはなりたくない、と少々思う（何）

Nikolaschka

指名客をタクシーに乗せて見送ってから控え室で明日の予定を確認し、
コートを羽織った所で鳴ったメール。
最近めっきりシフトの重ならなくなった彼とは外で掴まえるのが多く、
落ち合って飲むのは殊更に久方振りのような気がする。
ともあれ仕事明けの一杯をこじんまりとした地下バーにて。

ニコラシカ、出された其れは未完成のカクテル。
ブランデーの上に檸檬スライス、小さく山盛りにされた、砂糖。
口中に総て入れて漸く完成する其れは、
店や自分次第で如何様にも味を変えてくれる。
殆どブランデーの一気飲みに近い強い酒はたまに煽る、
チビチビと愉しむ様に飲むのも好きだけれど。

相手の頼んだカクテルから話が膨らみ今宵も音楽話、
ポロネーズ一つ取っても作曲家は結構いるからメロディーを思い出して。

仕掛けた悪戯、即行勝負。
酔いも手伝ったか更なる仕返しをした所でダウンされ、
これ幸いにと『ちょんまげ』(待)とか遊んだ後にお持ち帰り。
どうでも良いがお持ち帰りをしたのは実に久方振りだ（ふ）

PINK

煽って、煽って、煽って。
酔えぬまま、眠って。
重い頭を擡げて登校して、最後の課題を山のように貰って来、
懲りもせずホットワイン片手に課題の消化に取り掛かり。
忙しなくしていれば案外痛みもあっさりと霧散してしまうもので、
いとも容易く他の事に思考が傾いている。

先日貰ってコップに挿して置いた梅の小枝についていた蕾が綻んで、
小さな小さな花を二、三輪程見る事が出来た。
夜の接客の折に頂いたボトル、ドンピン程に鮮やかではないけれど、綺麗だった。