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'TACHIBANA' is a character of fictitious used with PBW.
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青森の広前から態々箱で林檎を取り寄せる。
林檎の皮向きが鬼門の癖に
アップルパイが作りたいと無謀な事を考える。
でも薄切りは更なる鬼門、
ならばぶつ切りにして林檎ケーキでも…(考)
其処迄考えて、止めた。

取り敢えず目下精進せねばならぬのは
普通に食せる料理故、
指に幾つもの小さな切り傷を作る。
―――自分の偏った不器用さに笑いが込みあがってきた。
そして解ったのは
パスタとシチューとキッシュ位しかまともに作れぬ事。
暫くは料理本と格闘だ。

買った箱から林檎を一つ取り出して細工を施す。
其れを解るように別の袋に入れ、
更に幾つかの大玉を、合わせてリュックの中へと。
其れともう一つ、取り寄せたワインも。

日付が変わった頃、腕時計を確認し、
『何処で』と待ち合わせ場所も決めてなかったので
独断と偏見でファミレスに入る。
雨上がりの寒空の下で待つなんて自殺行為だし。
約一時間の遅刻で現れた相手と
カフェオレ一杯ずつ飲んでから相手の自宅へ。

ワインの飲み比べ、互いの逸品を持ち寄る。
『金額の上限は無し』と当初取り決めをしていた物の、
私が択んだのは稀少乍値段の然程張らない
ユルツィガー・ヴルツガルテン、アウスレーゼ。
ヨゼフ・クリストフェルの1976年物。
所謂アイスワイン、デザートのように甘い酒。

其れに対して相手が用意してきたものは
掟破りの二本のワイン。
総てに置いて掟破りだった、
片方がラターシュの1951年物なんて
その年のロマネは出荷されていないから、まさしく最高級品。
六十万のボトルを『友人から奪ってきた』と
笑いながら言う、其れが事実ならば
彼の友人は相当の変わり者だと思う(苦笑)

ただ、部屋に辿り着いた時間が怖ろしく遅い時間で、
浮かんだ欠伸を噛み殺す。
この状態では感覚も鈍るからワインは結局開けず仕舞い。
ただただ高級ボトルを眺めて眼に焼き付けておく、
ブランデーの様な琉璃色に染まった、ラターシュ。

別にソファーでも良かったのにベッドのスペースを半分貸して貰う、
礼を唱えて相手を見遣れば…寝てるし。
私は相も変わらず『睡眠薬』と成るらしい、
『今日は俺の勝ちっぽそうだ』と言ってたけれどご愁傷様。
結局何時ものように相手を引き摺ってベッドに転がし
その横に自分も転がって。
健全極まりない同衾、睡魔に負けて顔への落書は今宵も不実行。

折角リュックの中に油性マジックを忍ばせていたのに。
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年齢:
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性別:
男性
誕生日:
1987/08/02
職業:
昼:翻訳家/夜:ホスト
趣味:
仕事・思案・悪戯
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■レス傾向■
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