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'TACHIBANA' is a character of fictitious used with PBW.
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明け方に意識を手放して、三度寝を貪り、
漸く起きてからは小一時間かけて薔薇の花弁を毟り取って汚れを落とし。
買って来た檸檬を搾って。
『お手軽檸檬汁』的な物を買ってしまおうかとスーパーで暫し悩んだものだが、
包丁の力を借りずとも最近は実に差し込めば容易に搾取可能なアイテムがある。
…何処迄も包丁から逃げている、そろそろ何とかせねば、と、
漸く危惧を抱いてみたりして(ふ)

檸檬汁と砂糖と花を鍋に入れ弱火でとろとろ煮込む、
ふわり、香る薔薇と檸檬の甘酸っぱい香り。
出来上がったのは深紅が薄れた朱色のジャム。
案外数種の薔薇を混ぜても綺麗に出来上がるものだ。

夕方から配り歩き、帰りに公園を通ってショートカットしようと思ったら偶然会えた人。
渡そうと思っていただけに幸い、という事で彼の手にもジャムを。
お返しに、と渡されたのは先日の革紐で、
端にターコイズと銀の羽根をあしらった装飾が施されていて。
その場で髪を束ねて、お披露目を。
そうやって、私を守る物が増えてゆく。
守護の石ではなく、其の『物』に籠められた心が私を支えてくれる。

手作りとは、そう言う物なのだろうと思う。




掴まれた手首、
其れでも残るかもしれない痕を気にしたか大した力は加えられず。
優しい手枷が何時までも、外れない。

『離してなんてやらない』と断言されてもこれ以上近付く事は出来無いよ。
ならば付かず離れずを保つしか、術が見付からない。

私とお前と、
果たしてどちらがこの微熱湯を生み出しているのだろうか。


近付きたいのは、唯一人。
故に浸かったままでは居られないんだよ。

だから、羽ばたかせて。
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