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とうとう相手の家でやらかした、と、
口に出してから普段より割りと早く気付いて。
完全意識覚醒したのはセーターを引っ張られた瞬間で、
そう言えば昨日そのままだった、と柄にも無く焦ってしまった（ふ）
しかし相手とて胸元全開では無いか、朝っぱらから悩殺ショットだ。

悪戯を仕掛け乍他愛の無い言葉を交わし合い、
のんびりとした休日を過ごすのは好きだ。
酷く、穏かで、安らぐ。

鎖骨の上、柔らかい肌。
一つ、濃い紅と
一つ、薄い紅。

もう一つ、秘密の場所にある其れが
ちらりと視界に入って…複雑。
言葉にしたら『馬鹿』とか言われそうだから言わない（何）


私の世界と相手の世界を円として描き、
その円と円が重なった部分が互いの世界で。
除外されるのは少ない部分かもしれない、大部分かもしれない、
されど確実に重なっている部分の中で、知りたいと思う。

円と円の総てが重なる事は無い、
限りなく同一に近付けたいとも思わない。
ただ、自然と重なってく、知っていく部分を慈しみたい。