Only the love survive

会いたいよ。
理由無く。

否、あるのだけれど上手く言葉に出来無い。

ただ、手を伸ばしたい。
掴んだら、この不安定の揺れが少しは治まるだろう。

今私は『何処』に居るのか、
其れを感じたい、誰かに教えて貰うのではなく、
私自身が『此処に居る』と、口にしたいのだ。

願い乍も本人には声をかけない天邪鬼。
もう少し自分自身の中を探してみよう。


『喜びに咽ぶ白い朝　悲しみに嘆く黒い夜』
『焔』 song by 『Sound Horizon』

照らして、一筋の光。
穏やかに揺らぐ薄やかな光よ。

憧れられる程強くも無く
哀れまれる程弱くも無く
流れる時間の中で日々移り変わる思考が
波のように、揺らぐ。

独りでも生きていける、と昔呟いた。
友は居れど、心の深く迄は触れさせず、
曖昧にぼかして交わして距離を取る。
……相手が見せてくれるモノは甘受するのに狡い生き方。
私の弱さが、浮き彫りとなる。

ひた隠しにしているモノを見せて、
あの人と同じ言葉をくれたら。

迷わなくなるのだろう。

無い物強請り。
されど、希望。
切なき、渇望。