Relief

学校帰り、友人の家へと寄って。
予てより欲しかったCDを持っていると言うので
デジタルプレイヤーに落とさせて貰う。
ただイヤフォンが壊れていて、直ぐには聴けず。
帰りの電車に揺られながら、取り留めなく明をやり取りを。
話す毎に早く聴きたくなる。

電車を降りたら、泣きだしていた空。
朝にはちゃんと持っていた傘を、何処かで忘れてきた(哀愁)
仕方が無いのでジャケットのフードを被り、久方振りに走って帰った。

矢張りこのアーティスト集団の音楽性と世界観は好きだ。


『嫌いやしませんよ、心配なさらないで』
伝え忘れた、伝言を此処に。

半日悩んで結局送った、送った後、何だかすっきりした。
所詮自己満足なのかもしれない、
ただ零すならあの人に、と、考えていたから。


普段簡単に口に出来ている言の葉を
こういう時どうして出てきてくれないのだろう。
理由を探したく成る、が、
其の言葉こそが理由その物ならばオブラードに包める訳も無く。

何時だかに唐突にくれた一言が嬉しかった。
あの時を思い出したから。


肝心な時程文面が拙く成る、饒舌に成れれば良いのに。


お休みなさい、夢の中に揺蕩おう。