チョコバナナ

ふるり、震えて開いた瞼、まだ見慣れない、天井。
のっそりと身体を起こして開口一番『…何処？』なんて間抜けな言葉が零れて。
隣に眠る相手を見て、はたと気付き、五分程おたおたと（貴様）

先日貸して、返して貰ったシャツを来て帰宅。
昼過ぎに帰ってきて漸く気付いた、
リュックの中に入れっぱなしだったチョコが…悲惨な事に（ふ）
チョコフォンデュと化している苺やバナナやパイナップルを昼飯代わりに食して処理。

急遽入った指名と、控え室に差し入れをと思い買い物に出向き、
キッチンに立って包丁両手持ち、バナナぶつ切り。
この際綺麗な輪切でなくてもチョココーティングしてしまえば解らないだろう、と
己の手際を無視して用意（笑）

一つだけ悪戯を用意して休憩室に置き去りにしてこよう。

スーツを着、いざ出陣。
駅前にある花屋に目を留め、ふと思い出した約束に小さなブーケを買って、店へと。