復讐の炎は地獄のようにわが胸に燃え

寝ぼけがてらに抱きついてくるあの人は可愛い。
…と、矢張り言わずにいられない（黙）

節分祭に付き合わされて太巻きを一応食し、
莫迦な戯言を背にスーツを収めたホルダーを掴み逃げるように私服出勤。
ただ着替えるのも何だな、と屋上の露天にまたも繰り出ししこたま注がれて煽った白酒の気を抜く。
今宵も満月に等しき其れを愛で乍居ない人へと愚痴を漏らし、思考を切り替えてフロアへと。

同じく出勤してきた相手が持参した鬼のお面を拝借し、戯れを幾度と無く零して遊び、
序でにアーククエイクを相手に飲ませて見たりして。
其の名の通り酒の強さに揺らいだ相手に満足、酔わせた責任を潔く取って
雑務を放置して相手を送り届ける。

一人になったタクシーの中で携帯電話を弄び、
『そろそろか』と思いだしたとある酒の注文をＷｅｂにて。
個人的にはヴォジョレーよりも此方の方を愉しみにしている罠。
今年も争奪戦を制して手に入れられるだろうか、あの愛しき酒を。

歌劇・魔笛に出て来る夜の女王のアリアのタイトル。
ハイＦが数度と無く出て来る難易度の高いアリアだとやたらと記憶に残っていて。
ナイトキャップを引っ掛けに立ち寄った所で掴まえたサボリ魔さんが頼んだカクテルで
そんな事をふと思い出した。
パパゲーノはそう言えば久方振りに飲んだ、前に口にしたのは何年前だろうか。
…こんな事を言うとお前は何歳から酒を嗜んでいたのかと問われそうだが
その辺は黙秘させて頂くとして（待）

サボリを上司に報告しない見返りに手製の中華料理。
胃袋事情が絡む約束はとても有り難いなんて、どれ程ご都合主義な自分なのだろう。

辛いのは苦手乍エビチリは矢張り外せない、と此処でこっそり主張しておく（貴様）