暁

手紙を受け取る、失っていた時間の分だけの、長い文面。
要約されていれど三年と言う歳月の最中に起こった事を纏めるにはそれ位必要なのだろう。
相手が紡いだ時間と同じだけの時間を私もまた、紡いでいる。

For the moon never beams without bringing me freams
of the beautiful Annabel Lee.
And the stars never rise but I see the bright eyes
of the beautiful Annabel Lee.
And so, all the night-tide, I lie down by the side
of my darling, my darling, my life and my bride,
In her sepulchre there by the see--
In her tomb by the side of the see.

彼の傍らに未だ佇み乍、私は伸ばされた手に己のそれを重ねた。
最初から強く握れないのは、不安だからだ。

いっそ狂ってしまえば良いのにね。

薄藍

地雷、と解っていれど、踏み抜かずに居られない。
踏み抜いた、と本人（？）に申告してしまった手前、
潔くなってみようと思う。

桃

明に撮って頂きました、感謝。
日頃の意地悪さが微塵も感じられぬ優しげな表情に『営業用は此れか』と思っ（終了）
柔らかそうな彼の撮影技法は個人的に好きだったりする。
大事に使わせて頂くよ、と言う事でメインプロフに使用。

橙

考えて、考えて、結局連絡を試みる。
記憶が正しければ『夕焼けの君』、アナベル・リーの。

其処の集団よ、頼むから賭け事は止めてはくれまいか。
思い出を語りに行くだけだ、間違いなんて起こる訳も無い。

センセ。
私はチェスの駒を動かした、貴方は如何するおつもり？

一手で王手は決まらぬだろうよ。

さくら

さくら　さくら　ただ舞い落ちる
いつか生まれ変わる瞬間を信じ
泣くな友よ今　惜別の時
飾らないあの笑顔で　さあ

【さくら－独唱－/森山直太郎】


あの場所で、待っている。
貴方を、待っている。

私にあの人に会いに行く、勇気を頂戴。

Quasi una Fantasia

Klaviersonate Nr. 14 op. 27 Nr. 2 cis-moll "Quasi una Fantasia"
静かな室内に、満ちている。
ひたひたとピアノの音色に充分浸かった所でスーツに袖を通し、出勤を。
フロアに出るのは今宵が今年初、本当の意味での仕事始め。
待機中煙草の煙を燻らせ乍黒服さんと他愛の無い会話を。

本日客人の姿は無く、早々に控え室へと引っ込み後処理をしてから家路へと向かう最中、
そう言えば何も口にして居なかった故の喉の渇きと、悴む指先への暖を求めてコンビニヘ。
約束無しの偶然の逢瀬、相手へと声を掛けて。
もう一方店内で知り合った元気で可愛らしい人と語らい乍、
気付けば買い物籠に幾つか商品が。
基本買い物は欲しいものだけを目的に行くのが殆どなのだが、
誰かと話し乍物色しているとどうも買い過ぎてしまう物だ(笑)

話し込んでいるうちに冷めた缶珈琲はポケットに仕舞い込む。
替え難い温もりを得たから問題無い（貴様）

貰い物

妙に機嫌の良いらしい吉野から集合写真を貰った。
…人数が多い、と言うか、圧巻(笑)
協会でよく見かける面子らしい、
そう言えばよく見かける、
琉とか吉野とか琉とか吉野とか…(黙)
どうでも良いけれどシーズン毎に一度しか会えぬ陽、
またご指名宜しゅうお願い致します(笑)
それにしても濃い人達が集まっｔ(強制終了)

何時の間にか彼と身長が同じになっていた。
今時の高校生の成長とは怖ろしい(違)

写真、修整版に差し替え済。