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'TACHIBANA' is a character of fictitious used with PBW.
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人の命のなんと儚き事かな。
されど其々に与えられた灯火を精一杯煌めかせて。

私は『生かされている』とは思いたくない。
私は自らの意思で『生きたい』と願い、そうしているのだ。



















遠くでのやり取り、されど、とても近くに聴こえて。
あの子が今、どれだけ生に執着しているかを知っているだけに私は沈黙を守っていた。

『もう嫌だ』と思うのならば勝手に言わせておくけれど、
『それでも』と紡げる余力が有るならば支えてやりたいし。

あの人とあの子の今迄の経験は私には到底知り得る物では無いにしろ、
想像するには難いとしても、
普通の人より蝋燭が短かろうとその灯火を誰よりも鮮やかに、
眩く輝かせたいと願っているのだろうから
私はその生き様を見据えて居たい。

態々自らそうしなくとも人間消える時は呆気無く消える、
唐突に、ふ、と蝋燭の炎が吹き消されるように。
柵は個人個人にあるのだろうけれど、逃げるように死に急がなくとも良いだろうに。

愛する人を喪ったとか、病魔に躯を巣食われているとか、
それが同時に降りかかったとしても
この先の人生に置いて闇だけしかないわけでは有らず、
先の事なんて其れこそ神様にしか解らぬ事で。
大事なのは自分が生きている『今』、どれだけ輝ける事ではないのだろうか。
『生』を実感出来る事ではないだろうか。

私も嘗てあの人の元に逝きたいと願ったものだが、
自らの命を絶って迄逝きたくは無く、
そもそもそんな事は『まだ生きていたい』と呟いたあの人が願う訳も無く。
だから『あの人の分迄生きたい』と私に生きる力を与えてくれた。

あの子も、あの人も同じ想いならば幸いだ。
尤も概念なんて言う物も人其々なのだろうけれど。
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