そう言う奴等だったね。

最後の最後、此れで終了させようと言い放ったら
間髪入れず『ヤダ』と双方から凄まじき笑顔で言い返された。
…そうだったね、お前等は昔から唯我独尊な人間だったと今更しみじみと痛感した。

視姦は止めろ、変なレース展開も止めて頂戴、
他人に何かを仕掛けようとするのを策略するのも遊び程度で留めておおきよ。

―――――絶対に遊ばれている、まぁ良いけれど（待）

ピアスは外さないよ、
最終的に帰る場所が在るから私は歩いて行けるのだから。
尤も巣立った処へと帰るつもりは今の所毛頭無いのだけれど。

二人が居てくれるから、私は泣く事も感情を爆発させる事も出来る。
自分からはそう出来無い事を引き出してくれる、希有な人達。

『泣きたい』と思い、自ら涙を他人に見せる日がきっとこの先、来るだろう。
其れでもあれ程穏かに、静かに佇める場所を知らないから、
矢張り私は二人を頼るのだろう。

結局お前達は『ナイト』なのだろうよ、あの人が喩えた様に、ね。

感謝。