Desperation

陽から戴きました、有難う御座います。
もう一枚、吉野とのツーショットを戴いたのですが、其れは私の懐に…（何）

互いに頭痛、やり場の無い想いを抱いているのだろう。
ただ只管に自棄路線をひた走る彼と、腹の底に抱え続けている自分。
何処迄も伝わらない。
交差する部分もあった、だけれど抱え続けている物をどうしたら良い？
総てを無かった事とすれば良いのだろうか、否、そんな事不可能だろう。

『酒に走り縋る』との相手の意見には同意、
私だって酔えぬ酒だろうが頼りたくもなる。

強い酒を、のオーダーに提案してくれたダーティーマティーニ、
本日指名を入れさせて頂いた、オーナーと。
酒をのんびりと傾けてから綺麗な金糸を三つ編みにする、数ヵ月越しの念願。
腰迄ある美しき髪を一束緩やかに編む指間を通るしなやかさ、
予想通りとその時ばかりは淀んだ気持ちも紛れて。
この髪が昔黒かっただなんて勿体無い、とこっそりと思った。

純日本製の金髪碧眼と、純外国製の黒髪灰瞳。
伺ってみれば立場は真逆だった、其れもまた面白い。

夜明け前のナイトキャップとしてラストオーダーは
矢張り強い酒、ニコラシカをワンショット。
されど矢張り酔える筈も無く、
『良き一日を』と告げても帰宅後はあの酒に頼らざるを得ないだろう。

私だってたまには意識を果て迄飛ばしたい。

あの時の、様に。