貢物

夜中、金髪少年から
呼び出しを食らって
住宅街へと赴いた。
･･･ら。
写真を一枚、戴いた。

―――晒せ、と？
此れを晒せ、と？（渋）

軽い嫌がらせだと思う、
余り人前では
見せたりしないのに。

追記の方に
飾らせて戴くよ。
あ･･･有難う。（複雑）

話は変わるが和耶、
頼むから歳相応に
見て下さい、
ママは嫌･･･（煩）

巣立

可愛いメロの『みぃ』を
とうとう巣立たせる事に。
･･･と言っても、
最近放置気味だった故
巣立ちの時期は
かなり前に来ていたが。



こんな手紙を
最後に残してくれた。
相変らず訳の解らない
文面である、
その辺が可愛いのだが。

次世代メロは『紫苑』。
･･･つくづく命名について
使い回しをしている（ふ）

日常

ぼんやり揺蕩う
夢と現の狭間で。
定まらない脳内が
莫迦な事を
口走らせたらしい、
後になって思い出し、
･･･何てオヤジの様な
ギャクを飛ばしてるのかと
暫し頭を抱えた、
心の中で。（貴様）

ずるぺたずるぺた、
だるい腰でのろのろと
シャワーを浴びて、
二度寝に走った細君の
躯、拭いてやって。

悪戯、首筋、紅い華。

７レンジャーバトン

ピンクレンジャーとして
某イエローレンジャーから
回されました。

ピンクって･･･（不満）

ネクタイ

『成人式のお祝いに』と
細君から貰った
臙脂色のネクタイ。
その艶紅も
目隠しに使われてしまえば
最初は見れず、
強請って漸く外して。

昼、外仕事の折に
使うタイは殆ど無いから
有難く使わせて貰うよ。

式典

朝、
粉雪が舞っていた。
ほんの少しの時間、
夜が明けて数時間で
止んでしまったけれど。

掛けておいたスーツに
身を包み、
髪を束ねて眼鏡を掛ける、
元々胡散臭い人間故
矢張り黒いスーツでは
どう見てもホストとしか
思えない、と
鏡を見遣って思った（ふ）

成人式の会場で、
記念品を受け取ってから
誰だか知らぬ人間の
やたらと傲慢そうな演説を
右から左へと流しつつ
ビュッフェ形式の軽食を
摘み、摘み。

式典自体は億劫だが、
煌びやかな和装に
身を包む華麗な女性達は
目の保養。

お祝いメール等を下さって
有難う御座いました。
『橘さんってそう言えば
　二十歳だったんですね』
･･･実は二十歳です（笑）

手紙

深く、想っている。
されど伝わらず。
『確かにこれでは』と
思いはすれど、
あの人の想いは
個人的に其れなりに解る。

『何が欲しいか』等
本当は問うのではなく
感じ取るもので。
若しくは自然と解る、
愛しき人を
見詰めていれば。

奥床しさも美徳と取れるが
時に貪欲さを露わにしても
良いのでは無くて･･･？

鳶に油揚げを
攫われる前に、ね。